ローソク足

【ローソク足基礎講座】基本的な見方と形が表す意味【FX】

こんにちは、ショウタです。

ローソク足は、世界で最も多く使われているチャートツールの一つであり、現在の投資家の心理状況を教えてくれます。

さらにローソク足を考案したのは日本人で、江戸時代の米相場に使われていたそうです。

それが今や世界中の投資家たちに使われているってなんだか凄いですよね。

この記事では初心者の方にも分かりやすくローソク足の基礎的な見方や意味を解説します。

ローソク足の見方と各名称

ローソク足とは

・始値(はじめね)→ローソク足が始まった価格
・終値(おわりね)→ローソク足が終わった価格
・高値(たかね)→期間中最も高い価格
・安値(やすね)→期間中最も安い価格

この【4本値】を形にしたものです。

下図は4本値の見方とローソク足の各部の名称です。

ローソク足の種類は2つあります。

・陽線→終値が始値よりも高い価格で終わる(図左)
・陰線→終値が始値よりも低い価格で終わる(図右)

ローソク足の各部の名称は下記の3つだけです。

・上ヒゲ(うわひげ)
・下ヒゲ(したひげ)
・実体(じったい)

文字で説明するよりも図で見た方が分かりやすいので、実際にどのような手順でローソク足が出来上がるのか見てみましょう。

陽線

ローソク足の終値が始値よりも上で終わった形です。買い勢力が強かったことが分かります。

陰線

ローソク足の終値が始値よりも下で終わった形です。売り勢力が強かったことが分かります。

期間

日足は24時間で1本、1時間足は1時間に1本という感じで出来上がります。

ローソク足の形

ローソク足の中にはそれ一本で強い意味を持つものがあります。

絶対に覚えておくべきローソク足の形を紹介します。

大陽線 大陰線

大陽線(だいようせん)

上下にヒゲがほとんどなく、始値から終値まで上げ続けた、ほぼ実体で出来た陽線です。

現在買い勢力が非常に強いことを示し、この後の相場は「さらなる上昇」を暗示しています。

実体部分が長いほど期待は強まります。

大陰線(だいいんせん)

上下にヒゲがほとんどなく、始値から終値まで下げ続けた、ほぼ実体で出来た陰線です。

現在売り勢力が非常に強いことを示し、この後の相場は「さらなる下落」を暗示しています。

実体部分が長いほど期待は強まります。

 

実際のチャートで見てみましょう。

大陽線や大陰線は基本的に周りの足よりも長くなっています。

 

コマ

コマは実体部分がとても短く、上下のヒゲが均等に伸びた十字になっているローソク足です。

コマのような形をしていることから、このように呼ばれています。

相場が上にいこうか下にいこうか迷っている時に現れます。

トレンド中にコマが出たらもしかしたらトレンドが終わるかもしれないと注意しましょう。

もちろん迷っている状態なのでトレンドが継続する可能性も十分にあります。

ドル円の日足チャートです。

相場の転換点でコマが出現しています。

カラカサ(ピンバー)

カラカサは実体が短く、下ヒゲが長いローソク足です。

傘に似ていることからこのように呼ばれています。

ピンバーとも呼ばれます。

一度下げてから再び始値まで戻された形で、買い勢力が有利だということが分かります。

下降トレンド中に現れた場合はトレンド転換の可能性も考えられるので、注意しましょう。

実際のチャートです。

カラカサの出現をきっかけに、相場が反転しているのが分かります。

トウバ(ピンバー)

トウバは実体が短く上ヒゲが長いローソク足です。

お墓にある塔婆に似ていることからこのように呼ばれています。

ピンバーとも呼ばれます。

一度上げてから再び始値まで戻された形で、売り勢力が有利だということが分かります。

上昇トレンド中に現れた場合はトレンド転換の可能性も考えられるので、注意しましょう。

実際のチャートです。

トウバの出現でトレンドが転換しているのが分かります。

窓はローソク足と次のローソク足の間が空いていることを指します。

通常FXは24時間動いているので、窓が開きません。

ローソク足は前の足の終値とほぼ同じ位置から始まります。

ただし月曜日の朝だけは別です。

FX会社は土日が休みのためチャートが見れません。

変動は少ないですが土日も為替は動いているため金曜の夜に止まったチャートが月曜日の朝動き出したとき価格が飛んでいることがあります。

必ず覚えておかなければいけないのは、相場はこの窓を埋めにいく習性があるということです。

実際のチャートをご覧ください。

上のチャートは5分足です。

このようにかなりの確率で割とすぐに窓は埋まります。

もちろん窓が埋まらないこともありますので仮に窓埋めを期待してエントリーしていた場合、損失許容額をしっかりと決めてトレードしましょう。

最後に

以上のことを覚えておけばローソク足の基本はokです。

一本一本に意味が込められていると考えると、チャートの見方も変わってくると思います。

是非トレードに活かしてみてください。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

それでは、よいトレードライフを!

ABOUT ME
ショウタ
副業でFXやっています。 FXで人生は変えられませんが、豊かにすることはできます。 このブログがあなたのトレードに役立てば幸いです。